タッジー・マッジーを読んだ感想とあらすじ

タッジー・マッジー のあらすじ

田舎町モーゲンに一人の年若い少女シャルロッテ・グリューン(作中ではロッテと呼ばれている)がやって来た。

彼女は自身の秘密のせいで一つの場所に留まれず、各地を転々と移り住んできた。しかし、田舎町モーゲンにて大家のカロリーネと孫のリヒトに彼女の秘密が知られてしまう。

ロッテの秘密とは魔法が使えること、ロッテの正体は魔女だったのだ。

彼女の刻は止まってしまっており、変わらない外見に人々は彼女を迫害してきた。

彼女自身はその体質を厭っている様でいつかこの体質を治し母との再会を願っている。そんな特異な彼女を、カロリーネとリヒトは快く受け入れた。

そんなある日ロッテはシルヴィという青年と出会う。実はシルヴィは人間と妖精とのハーフであり、人間界へとやって来たマリーンの捜索をしていた。

また人間界へとやって来たマリーンの行方はロッテの中にあった。とある事情により体が弱り、休息の為ロッテの心に入り込んでいたのだ。しかしマリーンがロッテの中から脱出しようにも出る事ができず、また彼女の体は行方不明となっていた。

ロッテの中にいたマリーンは仮の住まいとしてウサギのヌイグルミに移る。ロッテやシルヴィ、事情を知るリヒト達もマリーンの体捜索に協力する事になった。

しかし、捜索をしている中かつて田舎町モーゲンに居たルルーという魔女復活事件にロッテ達は巻き込まれていく。

 

タッジー・マッジー の魅力と感想(ネタバレ)

恋愛色は非常に強く、初めは主要登場人物の女性陣ロッテとマリーンは片思いの状態にある。話が進むにつれて主要登場人物の想い人は変わっていくのだが、その心情変化を作者自身が丁寧に描写してある。

またロッテの基本的な魔法やその魔法効果がタイトルの意味通り(タッジーマッジーは香りの良い花やハーブの小さな花束を指す)、主にハーブに出ているので読者は同時にハーブの魅力を知ることが出来る。

話の進行に伴いシリアス色が強くなっていくのだが、話の構成がきちんと作ってあるので序盤からの伏線が綺麗に回収され話が終わるのも魅力の一つであろう。

主要登場人物の献身的な愛が詰まった話で、かつての魔女ルルー事件の真相を知るとその愛の深さに心打たれる人は多いだろう。

ふんわりとした印象の絵柄で、それがまた世界観にとても似合っている。

1992年から1994年に「花とゆめ」に連載されていた少し古い少女漫画だが、昔の良き作品なので是非とも読んで貰いたい作品。現在では文庫本(全3巻)も発売されており、文庫本の3巻には後日談が少し掲載されているので、興味を持った方は文庫本購入をお勧めしたい。

 

 

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