夜の珈琲。見どころはやはりコーヒーです!

純喫茶「夜」はコーヒーのみを扱うお店。料金は一律500円でお客様の「お好みのコーヒー」を提供します。

『夜の珈琲』は毎回お店にやってくるお客様の物語と、そのお客様に提供するコーヒーの特徴や由来が優しく絡み合うオムニバス形式の漫画です。

物語には常連のお客様も登場します。

アット―ホームなお店ながら馴れ馴れしすぎず、適度な距離を保った接客が落ち着いた雰囲気を作り出します。

大きな盛り上がりはありませんが、じんわりと心の温まる漫画です。

 

夜の珈琲の見どころと感想

この漫画の見どころはやはりコーヒーです!

一杯分を抽出するのに何時間もかかるダッチコーヒー、「一頭立ての馬車」という意味の名前を持つアインシュペンナーなど、聞いたこともないコーヒーの名前がたくさん出てきます。

コーヒーはあまり得意じゃないはずなのに、毎回登場するコーヒーを飲んでみたいと思ってしまいます。

そしてそのコーヒーと絡み合うお客様の物語がとても柔らかでつい微笑んでしまいます。

一番印象に残ったのが、二巻でやってきたシガーを吸う男性客のお話です。

彼はドミニカ産のシガーを吸っていて、店長の勧めで同じくドミニカ産のコーヒーを注文します。

そして数年前に亡くなったコーヒー好きの奥さんの話を穏やかに語ります。

すると店長が数年前まで店に豆を買いに来ていた女性が、最後に来たときに「もし葉巻を吸う男性が来たらドミニカコーヒーを勧めてほしい」と言っていたと伝えます。

男性客は女性の特徴を尋ねることはせず、「そいつの旦那もきっと、ドミニカシガーを吸ってたんだろうよ」と微笑みました。このときの満足げな、でも寂しげな微笑みがとても胸にしみました。

友人とわいわい騒ぐのも楽しいですが、この漫画を読むと一人の時間を過ごしたい気分になります。

「夜の珈琲」を読んだ後は、今まで目につかなかった小さな珈琲店が目につき、入ってみようかなと思うんです。

穏やかで、意味のないけれど心地のいい時間がこの漫画の中に詰まっています。

漫画好きのお子さんが読んでももちろん面白いです。け

れどこの漫画は大人の方こそ読んでもらいたい作品です。

ぜひ一度読んでみてください!

 

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