鎌倉けしや闇絵巻。伝統的超能力者のお話しです。

女性漫画家の赤石路代さんの作品です。

現在までにコミックス3巻まで刊行されているシリーズ物です。

骨子となるストーリーは、「けしや」という架空の伝統的超能力者のお話しです。

人の消したい記憶を消す事ができる能力を仕事にしている人を「けしや」と言い、鎌倉には第35代目になる「けしや」がいて、記憶を消したいとやって来る人たちの記憶を消す事を請け負いながら、依頼者の消したい記憶についてを明らかにして、記憶と言う意味を問いかけてくれる漫画です。

 

鎌倉けしや闇絵巻の見どころ

「けしや」という架空の職業を創り上げている独創性も素晴らしいし、鎌倉という実在の街を舞台にしている所も楽しめます。

この漫画では、全国各地に「けしや」は存在している事になっていますが、多くの「けしや」は依頼者の依頼通りに記憶を全て消してしまいます。

場合によっては能力を悪用する「けしや」も存在している様に描かれていますが、鎌倉の「けしや」はとても人間性が深い「けしや」で、依頼者が消したい記憶でも、その原因を見極めて、消すべき記憶は消してあげるし、消してはいけないと判断する記憶は消さないのです。

しかし、依頼者は消して欲しいとやって来るので、依頼者にはあたかも全て消してしまった様に感じる様に、
肝心の部分は消さないで仕事を終えるのです。

毎回依頼者のストーリーが終わると、何故消して何故消さなかったのかが最後に明らかになるのですが、その理由が人間的で共感するのです。

「けしや」の仕事は基本3人のチームで行われます。

メインは「けしや」で、後は「トメ」と「ゴ」がタッグを組んで仕事をします。
「けしや」の仕事は依頼者の過去に遡って行いますが、そのままにしておくと現在に戻れなくなってしまうのです。

そこで「けしや」を過去から現在に戻す役目が「トメ」の仕事で、「ゴ」は「けしや」と「トメ」を護る仕事をします。

鎌倉けしやは、男子高校生で、「トメ」は同じ高校の同級生の女子高生。

ひよんな事から「けしや」が「トメ」の能力のある同級生を発見し、ペアに引き込むのですが、次第に二人は恋に落ちます。

鎌倉けしや闇絵巻が面白いのは、超能力者という設定の妙や、現実の鎌倉を描いているリアリティが混在し、その上で、サスペンスでもあり、ロマンスもあり、歴史性もあり、人間性もあるのです。

これがこの漫画の素晴らしさです。

 

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